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卑弥呼の言の葉
レインスティック奏者&ダンサーの卑弥呼が語る 日々の言の葉。ありきたりの毎日に隠されている宝物をいっしょにさがしましょ。
DATE: 2014/04/28(月)   CATEGORY: 未分類
大切な人の二つの死
先週、私にとって大切な人が二人亡くなくなりました。

一人は、日本の実家のお隣に住んでいた
大好きなおじちゃん。

いつもにこにこ、のほほ〜んとしてらして
お豆腐が大好きで
メダカを大切に大切に育てていて
私にとって癒しのおじちゃんでした。

いつも日本に帰って、会いにいくと
笑顔で迎えてくれたおじちゃん。
この前帰ったときは、元気だったのに。。。
次、帰ったときはもう会えないのかと思うと。。。
なんだか信じられません。

そしてもう一人は、私がサンフランシスコに来て
最初にお世話になっていたお家の大家さんのおじいちゃん。

とても口数の少ない方だったので
あまりお話しする機会は少なかったのですが
日本人の奥様といつも、どこへ行くのも一緒でした。

あの頃は、私はジャパンタウンで働いていたのですが
よく、お二人がベンチに座って
お昼を仲良く食べていらっしゃった姿が
今でも目に浮かびます。

おじいちゃんのお葬式は、昨日だったのですが
次のパフォーマンスのリハーサルと重なってしまい
葬儀に参列することは出来ませんでした。
でも、ご家族にご挨拶に伺おうと
久しぶりに私の昔住んでいた街に足を運びました。

いろんな思い出が頭の中を駆け巡りました。
あの頃住んでいたハウスメイトも
ほとんど日本に帰ってしまったけれど
ひとり、まだ残っている子がいて
久しぶりの再会を果たすことが出来ました。

先が全く見えなくて
霧に包まれた、あの駅にたどり着くたび
これから私は一体どうなるんだろうと
不安と期待でぐちゃぐちゃだったあの頃。
でも、お家に帰ると待っていてくださる方がいて
一人じゃないんだと心強く感じたものでした。

久しぶりに降り立ったあの駅
昨日は霧一つなく、空は青空で澄み渡っていました。
あれから3年、いやもう4年?
時間は着実に過ぎ去っているのだなぁと実感。
あの頃があったから、今がある。

おじいちゃんのお陰で、原点にもう一度触れることが出来ました。

お隣のおばちゃん、お姉ちゃんたち
そして、大家さんの奥さんや娘さん、お孫さん。。。

残されたご家族たちの悲しみを考えると
とても切なくなります。
どうか、お力を落とされませんように。。。
おじちゃんやおじいちゃんが与えてくれた
たくさんの愛と一緒に、また新たな一歩を
歩みだせるよますように。。。

お二人のご冥福を心よりお祈りします。

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DATE: 2014/04/13(日)   CATEGORY: 未分類
小学生の私
サンフランシスコに一人でやって来てから
丸6年が経ち、今7年目に突入中。

時々、初めて来た頃のことをふと思い出します。
日本では当たり前に出来ていたことが
何一つ、こちらでは通用せず
自分がまるで赤ん坊のように感じられた日々。
気持ちだけは焦るけど、なかなか前に進めなかった日々。

その頃、ふと自分に言い聞かせました。
アメリカに来てからの年数で、自分の年を数えてみようと。

0歳の赤ちゃんは、言葉もしゃべれないし
いろんなことが出来なくて当たり前。
でも、すべて目にするものが新しいから
とにかくいろんな物に興味を持つ。

1歳、2歳と少しずつ、
人間らしいことが出来るようになってくる。
片言だけど、言葉を覚え
よちよちだけど、一人で歩けるようになる。

3歳、4歳と出来ることが一つ一つ増えてくる。
お友達も出来てくる。

そして今、私はようやく小学生になりました。

素敵な仲間が、私の周りにたくさんできて
言葉の方は、まだまだですが。。。
でも、素敵な仕事に恵まれて
大好きなダンスもまたできるようになって
ずいぶん成長したなぁ。。。

私は子供を持ったことがないので
お母さんの気持ちはまだまだ理解が出来ませんが
自分自身の日々を、もう一人の自分が
まるでお母さんのように見守っています。

アメリカに来たお陰で、
一度ゼロになることの素晴らしさを
実体験することができました。

人間って、ついつい大きくなるに連れて
頭でっかちになりやすいけれど
時には、思いっきりゼロになること
大切なのかもしれません。

これからも、いろんな新しいことに出会うと思うけれど
出来ないことを恐れず
背伸びをせず
いつもありのままの自分で
一つ一つのことに向き合っていけたらなと思います。

今は、来週のイベント,
花魁ではなくクノイチになることになりました。
ひたすら「クノイチ」と向き合う毎日です。
新しいことを学ぶって本当に面白い!!

サンフランシスコのみなさん、
もしお時間があったら遊びに来てくださいね。

SAMURAI GEISHA Festival

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DATE: 2014/01/03(金)   CATEGORY: 未分類
2014年、あけましておめでとうございます。
なかなかブログを更新できずごめんなさい。。。


皆様、2014年あけましておめでとうございます。


2013年、年女の一年は、最後の最後まで走り続けました。
31日は、働いている2つのレストラン
両方で、最後の仕事納め。

予想以上に、私のテーブルは忙しくて
息つく間も無く、お客さんとの時間を過ごしていたのですが
その中のあるお客さんのレシートからは、こんなうれしいプレゼントが。
なんだかとってもあたたかい気持ちになりました。

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そして新年の幕開けは、一服でオーナーご夫妻と仲間たちと一緒に迎えました。

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新年の幕開けと同時に、みんなで抱負を語り合ったのですが


私の2013年、前半はダンスをいっぱいやり、
後半はレストランの仕事で駆け抜けて
ちょっとバランスを見失いかけていた時期があったので
2014年は、パフォーマンスとレストランの仕事を
もっとバランスよくこなせるようになりたい。。。
とみんなの前で話したら

以前、パフォーマンスを見に来てくださったオーナー婦人が
その時のことをとても感動してくださっていて
パフォーマンスもあきらめずに続けてほしいとおっしゃってくれました。

これは、もう一つのレストランの上司たちも同じことをいつも言ってくださっていて
こんな素敵な職場に出会えたこと、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

今ある幸せを、改めて再確認した年明けになりました。

新年のはじまり。

早速、踊りにいってきました。
心が解放され、身体の中にたくさんのエネルギーが流れるのを感じ
「いま、ここ。」をしっかり感じてきました。

さぁ、2014年も私らしい一年にしていきたいと思います。
これからも、卑弥呼のことをよろしくお願いします。

みなさんにも、素敵な一年がやってきますように。。。







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DATE: 2013/11/15(金)   CATEGORY: 未分類
大切な仲間
不思議な夢を見た。

仕事場の仲間がみんな家族で
一緒に食卓を囲みながら、人生の悩み事なんかを語り合っている夢。
なんかこうして一緒にいるのが不思議だね〜。
なんてお互いに言いながら。。。

目が覚めて、なんか不思議と思いつつ
実際に、今の二つの仕事場の仲間は
私にとって本当の家族のようになっているなと思いました。

国籍も、年齢も、社会の中での役割もみんな違う。
でも、縁があって今の職場に集まって来て
一緒に働いてる仲間たち。
みんないろいろな事情でやめてしまう仲間もたくさんいたけれど
でも、お客さんとしてまた帰って来てくれる。

私の二つの職場は、こうやってまた帰って来れる場所です。

仕事場の仲間だけでなく、お客さんだったり
同じビルディングで働いている友だちだったり
みんなが、また帰って来れる場所。

「食」の仕事って、こうやってみんなの輪をどんどん広げていける
仕事なんだな〜ってつくづく思う今日この頃。

今、こうやって出会えて一緒に時を過ごすことが出来ている
仲間たちとの時間が、とても愛おしいです。

そして、従業員のみでなく
もっともっと多くの人が、また帰ってきたいと思える
場所を作っていけたらいいなって思います。

み〜んなだいすき!!








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DATE: 2013/10/14(月)   CATEGORY: 未分類
おもてなしの心
日本食のレストラン二つで働いていると
もちろん和食が好きな人が食べに来てくださる訳ですが、
来てくださるお客様の中には、ただ和食だけではなく
日本の文化が大好きで来てくださる方も多くいらっしゃいます。

昨晩、デリカで働いていたときのこと。

バルセロナから来た一人のお客様がこんなことをおっしゃっていました。

仕事で何度か日本に行ったけれど
東京の町並みも日本の食事も大好きだけれど
やっぱりなにより、日本人の魂が大好きだと。

なんだか心が引き締まる思いがしました。

アメリカで生きるということは
日本にいる時よりももっと自分が日本人だということを
認識させられます。

一緒に働いているいろんな国の仲間たちも

「いらっしゃいませ」
「おねがいします」
「ありがとうございました」

日本語を最初はメモを見ながら、
でもいつの間にか、すらりと言えるようになり
そして、言葉だけでなく
日本の文化を一生懸命学ぼうとしてくれています。
その姿は、本当にうれしい限りです。

一人の日本人として、
こうしてアメリカでの生活の機会を与えていただけている今
日本人の「おもてなしの心」をもっともっと
たくさんの人に届けることが出来たらなぁ
と思う毎日です。







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